2020年11月にアロマテラピー検定の1級を受験しました。
今回は受験してみようと思ったきっかけと受験当日を迎えるまでの勉強法について書いていきます。
これから受験される方への参考になるかどうかはわからないのですが、1つの体験談として読んでいただけるとうれしいです。
アロマテラピーに興味を持ったきっかけ
受けてみようと思ったきっかけのはなし。
前の職場でふとした時にアロマの製品に触れる機会があったことです。
もともとBAとして働いていたときは強すぎずナチュラルに作られた香りのコスメを取り扱うお店に勤務していました。
(すごく優しくほのかな香りのものが多く、今でもだいすきなブランドです)
扱っていた製品がだいすきで、お客さまにご紹介することに誇りをもっていたし、試してみたお客さまが「いい香り~♡」と笑顔になってくださるのをみてとてもうれしかったのを覚えています。
同時に幸せな気持ちにさせてくれる香りの魅力にどんどんハマっていきました。
ある日、一緒に働いていたスタッフが私物でもっていた天然アロマのアイテムを試させてもらうことがありました。
その香りはいくつかの精油がブレンドされていて頭痛などにもよいらしく、その場で一緒に試させてもらった別のスタッフの頭痛が緩和したというのです。
当時、天然のアロマのすごさを目の当たりにした瞬間でした。
わたしはあまり頭痛などないため、すーっとしていい香りだな~と感じる程度だったのですが
「アロマでこんな風に悩みが解消できるんだ…!」と、
植物のチカラに一気に興味をひかれました。
よく調べてみるとアロマにはいろいろな種類があり、それぞれにより効能も異なることを知りました。
ちょっとした不調や気分の落ち込みなどをアロマでセルフケアできるのはまさにわたしにとって理想。(過去に家族の病気をきっかけに薬を積極的に使いたくないという気持ちもありました)
せっかく取り入れるのであれば詳しく勉強したい!
アロマの知識を正しく理解して生活に取り入れていきたい!
夫の転勤によるわたしの離職が決まり、なにかはじめたいと思っていたときだったのでそれも背中を押してくれました。
これがわたしがアロマテラピーに興味をもち、アロマテラピー検定を受験しようと思ったきっかけです。
アロマテラピー検定について
アロマテラピー検定には1級と2級があります。
2級は
「アロマテラピーを正しく生活に取り入れるための知識を問う」
1級は
「精油を目的によって使い分け、 効果的に生活に取り入れるための知識を問う」
とあり、せっかく受験をするならより詳しく知識として身につけたいと考えて1級受験を決めました。
※2級から順番に受けないといけないわけではありません。
1級だと2級の内容も含め出題される範囲が広くなります。併願も可能。
ちなみにアロマテラピー検定公式テキストから出題される1級の範囲はこちら↓
□香りテスト(香りを嗅いで答える問題)
□アロマテラピーの基本
□きちんと知りたい、精油のこと
□アロマテラピーの安全性
□アロマテラピーを実践する
□アロマテラピーのメカニズム
□アロマテラピーとビューティ&ヘルスケア
□アロマテラピーの歴史をひもとく
□アロマテラピーに関係する法律
□精油のプロフィール(対象30種)
出題数は70問で分野別に何問でるかは公表されていません。
試験時間は香りテストを含めて35分です。
アロマテラピー検定に向けて勉強方法と期間について
わたしが本格的に学習をはじめたのは
受験日の1か月弱前くらいから。
公式テキストを何度もくり返し読んで、読むだけだと頭に入らないので重要なワードは紙にどんどん書いていきました。
また、公式テキストをくり返し読んでいく中で、早めに公式の問題集も解いていきました。
回答形式は4つの選択肢から選ぶかたちです。
間違えたところはチェックして何度も解きます。
こうすることで問題の傾向を早めに把握でき、かつ問題の形式にもなれていくし、解き続けることで同時に知識も定着するので、この方法はとてもおすすめです。
家事をしているときに大活躍したのが
アロマテラピー検定について解説されているyoutubeを使って耳で学習すること!
お茶碗を洗いながら聞き流すだけでもかなり効果がありました。
※とくにアロマテラピーの歴史や精油のプロフィールについて覚えるのにとても重宝しました。
配信してくださる方々にはとても感謝しております。
心配だったのは香りテスト(香りを嗅いで答える問題)
公式サイトから発表されている出題対象アロマは以下の17種類です。
イランイラン/クラリセージ/グレープフルーツ/ジュニパーベリー/スイートオレンジ/スイートマージョラム/ゼラニウム/ティートリー/フランキンセンス/ペパーミント/ベルガモット/ユーカリ/ラベンダー/レモン/レモングラス/ローズマリー/ローマンカモミール
ちなみにちょうどコロナがしっかり流行っていた関係でweb受験に切り替わったばかりの試験を受けることにしていました。
(対象日時にweb上で受験ができます)
香りをしみこませた試香紙のようなものが自宅に届いて、それを試験時間に開封して香るという形です。
さすがに全部をそろえることは難しいと思いましたが、香りがわからないまま受けるのは不安だったため、web上で香りの印象をテキストで表現されているものを片っ端から調べたり、近くの無印で自信のない香りはサンプルを少し香らせてもらったり。笑
※ちなみにあとから知るのですが、香りテスト用の教材がちゃんと販売されてます。
アロマテラピー検定当日について
当日は午後から受験だったので直前までリラックスして待機できたのがありがたかったです。
指定された時間を迎えたら、自分のタイミングで試験をスタートできます。
(時間内に受ければOKというかたちです)
ドキドキして受けましたが、しっかり対策もできたおかげで結果は合格!
(web上なので、試験終了後にすぐに結果がわかりました)
前に勤めていた職場の社内試験ぶりにテストなるものを受けましたがやはり合格はうれしいものです。
数週間後に紙の合格証を郵送でいただけます。
ちなみに香りテストはやはり対策不足は否めなかったのかあまり自信もなく、合っていたかどうかはわからず。
(どこが正解でどこがまちがっていたのか?は開示がありませんでした)
下記のこのようなセットできちんと勉強しておけばよかったと反省。
そのときは問題集の中で見たような問題も多かったので、テキストだけ見るのではなく
問題集まで解いておく+問題の意図まで理解ができておくとすごく安心だと思います。
(単純に単語のみで覚えてしまうと、類似の問題や出題の文章によっては答えられなくなってしまいますもんね)
テキストと問題集、香りのサンプルがセットになったものもありました。
受験してみての感想
個人的には受験してよかったです。
正しい知識を身につけたことで、生活の中にアロマを少しづつですが取り入れてみています。
眠るときにラベンダーの香りをティッシュにたらして枕元においてみたり
テレワーク中にユーカリの香りをかいで集中力を高めたり
病気ではないけど眠れないときや気分が落ち込むようなちょっとした不調に香りをかぐことで対策できることを今はうれしく思っています。
また、不調に対してだけではなくアロマをかぐことでより気分よく毎日を過ごせるのも魅力です!
個人差があるかと思いますが、自分にとって心地よい香りは少なからず気持ちをあげてくれるのではないでしょうか。
またテキストの中でも詳しく出てきますが、アロマは正しく扱うことが大切ですし、知識のないまま扱ってしまうとせっかくの植物の恩恵も正しく受けられません。
(例えばお子さまへのアロマの使い方や、ペットのいる場合の禁忌など)
そういった意味でも、ひと通りの知識を習得できたので安心してアロマを楽しもうと思えます。
現在はアロマを生活のいたるところに取り入れています!
と、まだ自信をもって言えるほどではないですが、
「不調=薬を飲む」という考えではなく、それ以外でまずできることはないかな?と考えるようになりました。
ゆくゆくは自分や家族のためにアロマの薬箱のようなものを揃えられたらいいなぁと考えています。
また、植物のパワーはアロマで取り入れるのみではなく
旬のものを食事でいただいたり、ハーブティーとして取り入れたりにも興味大!
自分にむりなく健康に過ごすために植物の恩恵を受けられるようこれからも勉強を続けていきます。
インプットした知識はまたの機会にこちらに残していきたいです。
植物のパワーは本当にすごい!とアロマテラピーを勉強した今は感じています。
天然のアロマの香りもそうじゃない香りもどちらも好みだしそれぞれいいところがあるな~と思えますね。
アロマテラピー検定は自分の生活の中にアロマを取り入れたい、さらに正しい知識をひと通り知った上でアロマを活用していきたいという方におすすめの検定です。
定期的(5月と11月の年2回)に検定は開催されているようなので、興味のある方は主催しているAEAJ(アロマ環境協会)のページをご覧になってみてください。
*参考文献
・[公式] アロマテラピー検定|AEAJ(公社)日本アロマ環境協会 web